畳縁の歴史・特徴
畳縁は、「古事記」にも出てくるほど古くからあるものです。以前は麻・綿が主でしたが、現在ではそれにポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等が加わって色も柄も多彩になっており、ポップでカラフルな色柄もたくさん出ています。
また、伝統的な畳縁の和柄にはそれぞれ意味があります。
例えば、鬼滅の刃や東京オリンピックのエンブレムでも使われている「市松模様」には、「多様性」と「繁栄」の意味があります。
また、「麻の葉」のもととなる「麻」は神聖なものであり、昔から強力な魔除けとされてきました。また、すくすくと真っ直ぐ育つことから、赤ちゃんや子供の成長を祈って使われる柄でもあります。
「千鳥格子」の千鳥は、小さくてぷっくりしている可愛い鳥ですが、千取りといって勝負運が強くなる象徴と考えられています。また、飛翔のイメージ、富を運ぶとも言われており、縁起のいい吉祥紋様のひとつと言われています。
ご自身で作られる際に、吉祥模様を意識して作られると、また、違った楽しみが生まれますよね。
贈り物として作られる際に、作品に送り主の「祈り」を乗せて作られるのもまた素敵だと思います。
畳縁クラフトについて
当協会で扱う畳縁クラフトのコンセプトは、①縫わない ②簡単 ③実用的 です。
畳縁バッグや畳縁を使った小物はすべてこのコンセプトでデザインされています。
丁寧なテキストがありますので、ハンドクラフト初心者様でも、完成度の高い畳縁バッグ&小物の作り方を基本から応用までしっかりと学べる講座になっています。
趣味としてご自分用、プレゼント用に作られたり、認定講師としてサロンやお教室を開講したり、オーダーや販売もしていただけます。