ごあいさつ

ごあいさつ

日本の生活文化の中で長い歴史を持つ「畳」。その畳の端を彩る美しい布「畳縁（たたみべり）」は、和の伝統を象徴する一方で、現代のクラフト素材としても新たな可能性を秘めています。畳縁クラフト協会は、この畳縁を使ってバッグや小物を作る楽しさと技術を広め、伝統と革新が融合する新しい日本文化を創り出すことを目指しています。

代表である私も、ある日、街角で見かけたカラフルな畳縁に魅了されました。
その伝統的な和柄や豊かな色彩が、ひとつの布を超え、心を引き付ける力を持っていることに感銘を受けたのです。
それから、畳縁を使って針や糸を使わずに丈夫で美しいバッグを作る方法を考案し、試行錯誤を重ねた結果、誰でも気軽に楽しめる畳縁クラフトの講座が誕生しました。

畳縁クラフト協会の活動と目的

当協会では、認定講師制度を通して、多くの方に畳縁クラフトの技術をお伝えしています。受講生の皆さんは、「自分のペースで、好きなことを仕事にしたい」「伝統的な素材を使って、自分だけの作品を作りたい」「家族や友人に手作りのギフトを贈りたい」など、それぞれの目標を持ってこの講座に参加しています。

当協会の講座では、基礎から丁寧に指導し、針やミシンがなくても簡単に、しっかりとした作品を作れる技術を学んでいただけます。自宅でできることから、日々の暮らしに取り入れやすく、趣味としてだけでなく、将来的には小さな教室を開く道も広がります。

新しい文化の創出へ

畳縁クラフトは、かつて畳を保護するための「脇役」だった畳縁が、作品の「主役」として輝く新しい文化を生み出しています。日本の伝統と現代の感性が融合するこのクラフトを通じて、私たちは日々新しい作品を生み出し、その魅力を広く発信しています。

あなたも、本物の畳縁を使って、自分だけのバッグや小物をつくってみませんか？新しい挑戦が、暮らしに彩りと楽しさをもたらしてくれるはずです。

小橋亜由美/KOBASHI,Ayumi